自分は割とよく使うw
AbletonLiveの小技その2も書いたのでそちらもどうぞ
ill effects of nightwalker- Ableton Liveの小ワザ その2(追記)
昔から使ってる人は普通に知ってるだろうけど
知らない人もいるだろなと思って書いてみた
midiトラック編とオーディオトラック編があります
Liveのフリーズという機能は
本来、コンピュータの処理が重すぎるトラックを軽減するために
そのトラックをオーディオに変換してくれる機能
昔はちょっと重めなソフトシンセ立ちあげてリバーブかけただけで
CPU使用率が50%越したりして「ぐぬぬ」な事があったりしたのだよw
そういう時一時的にトラックをオーディオ化して処理を軽くしてた
「今時CPUが処理についてこれないとか無いだろw
フリーズなんて使うことある?」と思うかもしれないが
いい技があるのだよ
●midiトラック編
まずmidiで作ったフレーズがあるとする
midiトラックの上で右クリックしてフリーズ
ちょっと処理が入ってこれがフリーズ
右のほう水色になってるでしょ
このトラックはフリーズだよっていうしるし
斜めのシマシマの部分は音の余韻
実はこれオーディオデータになってる
なので、コピペすると
簡単にmidiデータをオーディオデータに変換できる
もちろんフリーズを解除すれば
midiトラックは元のまんま
いちいちバウンスして他のトラックに書き出しとかしなくても
簡単にオーディオにできる
「何か役に立つの?」と思うかもしれないがこれが大アリなのだ
たとえば、midiクリップを倍速にしてフリーズ
オーディオで取り出して速度を半分に戻せば
いかにもデジタル処理かけたようなニカっぽい
よれたメロディが簡単に作れる
自分で打ち込んだメロディを切り刻んだりオーディオ的にイジって
意外な音を作ったり
ドラムの打ち込みならそこからオーディオにして切り出したり
ストレッチ目一杯かけて引き伸ばして
グリッチっぽい音作ったり
ま~本人のアイディア次第でいかようにもなる
もちろん元のmidiはフリーズ解除で元通り
Live9から付いたmidiのリバースを使えば
midiフレーズにリバースかけて
フリーズして取り出し、オーディオを更にリバースして元に戻せば
元の音程を保ったままリバースサウンドが作れたり
●オーディオトラック編
さらに、このフリーズはオーディオトラックにもかけれる
「は?オーディオをオーディオにしてどうすんの?」と思うかもしれない
たとえば、こういうオーディオデータ
ストレッチかけたりトランポーズかけたりしていじくりました
結果、良い感じになりましたとします
が、Ableton Liveはすべての波形編集は非破壊で行われます
これは「どれだけ波形をいじくり回しても元のデータには影響ないよ」ということです
これは色々考えなくていいし、いちいち波形のバックアップをとらないでよいので
凄くありがたい機能なのですが
たまに裏目に出る場合があります
上の画像では凄くいじくり回したように見えるし
音も加工されてそう聴こえますが
それはただLiveのトラック上でそう加工されて聞こえてるだけです
試しにこの波形をドラムラックにほり込んでみます
ま、シンプラーに放り込むのと一緒ですな
あら、
元の波形に戻っちゃいました
(´・ω・`) 頑張って波形作ったのに。。。
そうです、非破壊なので元のデータには影響はありません
ほり込んだらシンプラーはその元データを参照に行くので
いじってないことになってしまいます
こういう時にフリーズで取り出し
無事にいじった波形を確定して取り出すことが出来ました
こんな感じで波形編集を確定させるような使い方もできます
ちょっとしたことだけど知ってると便利かもです
(ここから追記)
他にも思い出したので
例えばドラムループをスライスして
キックだけや、スネアだけ取り出して他のサンプラーで使いたいとします
別に何かのメロディとかフレーズとかでもいいけど
ドラムのが分かりやすいので
こういうドラムループがあるとする
頭のキックと
スネアがほしいとします
でも、非破壊なのでスライスしただけでは確定されてないし
見えてない部分は折りたたまれてるだけで存在してます
そういう時は、欲しい波形の上で右クリップして「クリップをクロップ」
無事、キックもスネアもいらない部分が削除されてスライス確定されました
後は、この欲しい部分をドラッグ&ドロップで簡単に取り出せる
これで好きに切り刻んで他のサンプラーやDAWに持っていくことが出来る
書き出しとかしないでいいから早いし簡単w
これも知ってると便利!